人気のエントリ
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舞城王太郎ファンってのは、わたしが思っている以上に多いようでして…… そんな舞城が「九十九十九」なんていうJDCトリビュート作品を書いているものですから、「どれ、元ネタのJDCシリーズとやら、一度読んでみるかな」などと思う人が出てくるのも無理からぬ事。かく言うわたし...
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舞城王太郎に松小説なんて書かせたらきっと主人公は「首だけが六つで、肩から下の全てを共有する六つ子」として描かれるだろうし、何それ怖いなんて怯えながら『九十九十九松』を読んでみたんだけど全くそんな事はなくて、松要素を絡めつつ見立て殺人で殺される六人のメタ探偵九十九十九を描いて...
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舞城王太郎 のルーツを辿って、 清涼院流水 を読み始めたのは失敗だったのか何だったのか。やっとの思いで、御大 (清涼院流水)、の『 JDCシリーズ 』を、読破しました。 原稿用紙にして一万枚。文庫にして六千二百五十頁。通常なら二十五冊分の分量を、十二冊に詰め込んでいる...
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文藝春秋九月号を、やっと読むことができた。第一四七回芥川賞発表が特集されている号だ。 この号には芥川賞受賞作が全文掲載されているのだが、実は受賞作の掲載には興味がなく、“芥川賞の選評”こそが目当てであったりするのだ。 ここで誤解なき様に言っておくのだが、受賞作の掲載に興味...
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発売日の九月十九日から、遡ること数日。 『 JORGE JOESTAR 』が既に書店に並んでいるとの情報を得て、近所の書店に走ったわたくし。 『JORGE JOESTAR』は、 舞城王太郎 によるジョジョトリビュート作品。集英社の『 VS JOJO 』という企画の、第...
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主人公が日浅に抱いているのは、やはり恋心なんですかね。とまぁ、初っ端からネタバレかましてますが、昔の恋人のエピソードを考え合わせると、そのような解釈に流れ着いてしまう。日浅が行方不明になった原因を、かの震災にもっていくのは好みではない。でも、私の好みはどうでもよく、間接的な...
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山田詠美の何が苦手かといえば、享楽的であることを正とする価値観だったりする。初めて読んだのは、まだ学生気分が抜けてない頃。享楽的であることを強く肯定された気がして、大いに自分を誤解してしまった記憶がある。だから山田詠美は苦手だ。しかし描かれているのは、一般的価値観との齟齬に...
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密かに舞城王太郎の波がきてると感じるのは、わたしだけでしょうか。好きな作家さんがメジャーになっていくのは、嬉しくもあり、悲しくもあり……複雑な気分ですけどね。 それでも、興味を持った人がいれば、全力でオススメしたくなるのがファン心理。あちこちで舞城、舞城言ってるせいか、最近...
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視点を変えてはいるが、三度も奇術公演を描写する必要があったのかと、小一時間ほど問い詰めたい(笑) せめて伏線になっていることを願います。描写が巧くないというか、説明っぽいから読んでいて辛いのか。御大はきっと「R(ラー)言語の文showで書かれた大説だから、これでいいの」なん...
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近代の作家では、日本の美を感じる「川端康成」や「三島由紀夫」が好き。美の表現に注目するのであれば、より儚さを帯びた川端の方が好きだったりしますが。川端作品の中でも特に、日本の美しさを感じさせてくれるのが本作ではないでしょうか。歳時記の様に描かれる、京の四季と風俗。そして生き別れ...