人気のエントリ
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村上龍っぽくないけど、このロマンチシズムはやはり村上龍か。恋人が死んじゃう話なんて、照れくさくて読めないかも……なんて思ったけど、意外とすんなり読めた。淡々とした視点と語り口が、わたし的には心地良いのですよ。ケンジの何でも理で割りきろうとする姿勢が、私が物語に入り込む事を阻...
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舞城王太郎『美味しいシャワーヘッド』読了。シャワーヘッドは何かの比喩だと思っていたのだが、そのまんまシャワーヘッドを飲み込む話で驚いた(笑) しかし、最近の文学誌掲載の舞城作品は、また新しいステージに進んだような印象を受けます。良いです。虚構による味付けが減ってメタ成分が少なく...
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青春と呼ばれる時期に、大槻ケンヂが所属する『筋肉少女帯』を聴きまくった身としては、当時のダ・ヴィンチ誌での連載は見逃ぜなかった。十年ぶりに読んだが、筋少はもとより登場するバンドがいちいち音楽漬けだった日々の記憶と結びついていて、懐かしさと切なさを感じながら一気に読んでしまっ...
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簡単にまとめると、「常識破りの作品を書いて先輩やら読者から叩かれまくってきたけど、逆境に負けず色んなこと成し遂げたオレスゲー」って感じ。小説家ならもう少し慎ましやかに語って欲しいところだけど、大説家だからこれくらいでいいのかも。自分のミッション持ってたり、視座を明らかにして...
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読書から遠ざかっていて久しぶりに手にとった作品なのだけど、読み終わるまで三週間を要してしまった。そう、いつもリハビリ本の選択で失敗する。前回は、中上健次の「岬」だったっけ……。息苦しいまでの、生への渇望。登場人物すべてがクレイジーで擦り切れていて、エッジへ追い詰められてなお...
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予想通りの結果ではあるのですが…… 舞城王太郎 、三度目の正直ならずです。第147回芥川賞の受賞作が発表されました。 舞城ファンとしては、獲ってほしいような、獲らないでほしいような、微妙な気持ちで発表を待っていたのですが、やっぱり駄目でしたか、そうですか。芥川賞の「純...
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個人的には、村上龍の最高傑作だと思う。東京、パリからイビサへと至る、ロードムビー的な物語……ではなくて、エロ、グロ、オカルト詰め込んで、圧倒的なパワーで駆け抜ける内観の物語。そして、ラストは衝撃的。村上龍の作品を読んでいると、読み流せる内容ではないのに思考停止してしまい、た...
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一月十六日の芥川賞発表から、だいぶ日が経ってしまいました。 わたしが好きな舞城王太郎もノミネートされていましたが、結果は皆様ご存知の通り“受賞ならず”でした。 落ち着いてから言及しようと思っている間に、もう十日が経ってしまいました。それだけ、わたしの中で、芥川賞の位置づけ...
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どうした村上龍。こんな予定調和へ、物語を導く作家じゃないはずだ。上巻は実験的でもあり、読みにくいが熱量は高かった。下巻の前半も、それなりの熱量を保っていた。でも、後半は駄目だ。登場人物が主題を語るのは目をつぶるとしても、説明ではなくもっと巧くやってほしかった。物語を、物語として...
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思弁的であるがゆえ、意識と言語の乖離により巧く立ちまわれぬ熊太郎。社会に迎合できぬ不器用な姿は、明治という時代設定ではあるものの、とても現代的であるように感じた。読書家ならば、彼に共感する人も多いのではないかと思う。少なくともわたしは、大いなるシンパシーを感じながら読んだ。『告...