2012年10月26日金曜日
人気のエントリ
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【ネタバレ注意!】 最終章の後半まで読み進んだあなたは、「短編ホラー三本ならべただけ?」とつぶやきため息をつく。”舞城史上最強長編”との煽りに期待した分、落胆も大きいのだろう。だけど光の道の再登場を目にした瞬間、ソファーに座り直し、今までの倍の早さでページをめくり始める。最後...
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書きあぐねてもいないし、それ以前に書いてすらいないんだけど、興味を惹かれて読んでみました。「物語の体操」以降、大塚英志氏が「小説を書く」という行為をテンプレート化しようと試みているけど、その対極にある入門書だと思う。小説に新しいものを持ち込もうとする姿勢、小説とは何かという問に...
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大江作品にしては読みやすいが、それでも著者の言うところの「自己言及癖」がハードルを上げている。実在の人物をモデルに、義兄・伊丹十三の自殺を題材にしている。そのため現実と虚構が入り混じり、不思議な感覚に陥る。これを私は読み難いと感じたが、「小説で起こる出来事は、小説の中におい...
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途中からのメタ展開に、おクチあんぐりだ(笑) 「二部はやっぱりアニメっぽい」と思い書評をチェックすると、三途の川の部分と「うる星やつら/ビューティフル・ドリーマー」との相似を指摘する書評を見つけた。他評にも山羊のチーズ=ハイジ、森の怪物=デビルマン(ジンメンかな?)との指摘...
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文藝春秋九月号を、やっと読むことができた。第一四七回芥川賞発表が特集されている号だ。 この号には芥川賞受賞作が全文掲載されているのだが、実は受賞作の掲載には興味がなく、“芥川賞の選評”こそが目当てであったりするのだ。 ここで誤解なき様に言っておくのだが、受賞作の掲載に興味...
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わたしの中の現代文学史は“村上龍以前”と“村上龍以後”に分かれ、中上健次は龍以前の最後の作家という位置に在る。龍以前には父権が生き、大きな家族が在り、地域の共同体が在った。この大いなるしがらみの拒絶または受容が文学の主題の一つであり、本作でもやはり血縁や路地の濃密なしがらみが描...
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予想以上に難しい小説。抽象的な物語(詩?)を多層的に重ねる脱小説的な様式は美しく、また現代文学への批評を含んでいる事は解る。難しいのは、抽象を重ねて何を描いているのかという事。ギャングは暴力の暗喩だろうし、著者の半生を重ねれば学生運動を指しているのであろう。社会との関わりを...
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作中の「ある種の真実は、嘘でしか語れないのだ」との言葉通り、虚構に満ちた物語。これだけ嘘を振り回して、何を語っているのかと言えば結局は愛。かけ離れた方向から語り尽くすものだから、余計に際立つというね。【以下ネタバレ】直接的に「ハンニバル」からの引用があるけど、他にも映画の引...
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良くも悪くも、清涼院流水らしい小説。溢れんばかりのTOEIC愛は伝わってくるし、あるあるネタも面白いのだけれど、いかんせんプロットも表現も独りよがりな印象しか受けることができない。しかしながら、この自己満足的な雰囲気こそが御大の持ち味だろうし、この雰囲気を楽しむことができて...
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芥川賞受賞会見での「もらっといてやる」で一躍有名に。流行物には飛びつかない主義だけど、「読んどいてやる」って感じで手にとってみた。結果、都知事閣下の評が的確だったという印象。あと、輝くんの評も的を射てた。陰鬱な物語も嫌いじゃないし、描写が巧い。でも、主人公や父の暴力性の根が見え...