2012年9月3日月曜日

【二五五文字書評】ダブルダウン勘繰郎 (講談社ノベルス)/西尾維新


やっとの思いで清涼院流水の『JDCシリーズ』を読破したばかりなのに、今度は『JDCトリビュート』に手を付けるという愚行。西尾維新は未読なので、興味があったのです。読みやすかったけど、まさかボーイ・ミーツ・ガール物だとは。主人公は十五歳だというのに、達観しすぎ語りすぎ(笑) 後半には、どんでん返しが二つ。オチが二つだから“ダブルダウン”なのか!?(違) 主人公に関するオチは、残念ながら意図が汲み取れませんでした。語り部に関するオチは、鮮やかでしたが。でも、あからさまなミスリードへの誘導は、いただけないかな。

人気のエントリ