2012年7月11日水曜日

【二五五文字書評】カーニバル 四輪の牛 (講談社文庫)/清涼院流水


やっと四巻まで読了した。犯罪オリンピックも、やっと下半期に突入……と思いきや、三分の一程度が上半期の回想だった。語り手を変えてはいるが、繰り返しはつらい。並行して起こった新エピソードも語られているが、それでも繰り返しはつらい。全体的に視点を変えて語り直す傾向があ上での、さらなる繰り返しはつらい。無駄を省けば半分くらいの分量になりそうなものだが……無駄と呼んではだめか。長長編になると、前半の語り直しも必要なこと? いよいよ次が最終巻。期待しちゃいかんと解ってはいるんだけど、やっぱりラストに期待しちゃいます。

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