2012年7月5日木曜日

三度目の正直なるか!? 舞城王太郎が芥川賞候補に


今回は獲るかなぁ……無理かなぁ……。
舞城王太郎ファンのわたし的には、うれしいニュースです。

第147回芥川賞候補作に、舞城王太郎「短篇五芒星」がノミネートされたようです。え?「やさしナリン」や「あまりぼっち」じゃないの!?

【芥川賞】戌井昭人「ひっ」(新潮6月号)▽鹿島田真希「冥土めぐり」(文芸春号)▽鈴木善徳「河童日誌」(文学界5月号)▽舞城王太郎「短篇五芒星」(群像3月号)▽山下澄人「ギッちょん」(文学界6月号)(初の平成生まれ受賞なるか 第147回芥川賞・直木賞候補作発表より引用)

舞城作品が候補作にノミネートされるのは、第131回(2004年上期)「好き好き大好き超愛してる。」、第142回(2009年下期)「ビッチマグネット」に続いて三度目。

三度目の正直で、今回は受賞するかなぁ……。



しかし覆面作家の舞城が受賞して、授賞式に出席したり、インタビューでも受けたりしようものなら、かなり話題性大きいんじゃないですかねぇ。いや、三島賞を受賞した時のように、芥川賞の授賞式も欠席してくれれば、更に話題性アップか! いやまて、授賞式に出られないからという理由で、受賞を辞退なんて事になれば、更に更に……

いや、話題性じゃなくて、文学性で選んでもらわないと困りますね(汗)

かつて「好き好き~」を「題名そのものまでがうんざりである。」と評した石原慎太郎は、すでに選考委員を外れています。でもまた、宮本輝が大きな壁として立ちはだかりそうだなぁ……。

いやそれ以前に、芥川賞って純文学の新人賞って位置づけじゃないですか。それを考えれば、舞城は今さら感が満載だし、高橋源一郎や、筒井康隆や、村上春樹が芥川賞を受賞できなかったのと同じ理由で、受賞しないんじゃないかと思えてしまう訳です。

そりゃファンとしては、受賞してくれた方が嬉しいんだけど……
舞城が芥川賞作家ってのも、なんかイメージ狂うし……
芥川賞を獲らなかった書き手として、更にアウトローな創作を展開して欲しいと思ったり……

まぁ、複雑なファン心理を抱えながら、結果を待ちたいと思います。
選考委員会は、7月17日に東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれるそうです。

獲れ! いや獲るな!(笑)


■舞城王太郎の芥川賞ノミネート作品

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