人気のエントリ
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【ネタバレ注意!】 最終章の後半まで読み進んだあなたは、「短編ホラー三本ならべただけ?」とつぶやきため息をつく。”舞城史上最強長編”との煽りに期待した分、落胆も大きいのだろう。だけど光の道の再登場を目にした瞬間、ソファーに座り直し、今までの倍の早さでページをめくり始める。最後...
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舞城王太郎ファンってのは、わたしが思っている以上に多いようでして…… そんな舞城が「九十九十九」なんていうJDCトリビュート作品を書いているものですから、「どれ、元ネタのJDCシリーズとやら、一度読んでみるかな」などと思う人が出てくるのも無理からぬ事。かく言うわたし...
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大江作品にしては読みやすいが、それでも著者の言うところの「自己言及癖」がハードルを上げている。実在の人物をモデルに、義兄・伊丹十三の自殺を題材にしている。そのため現実と虚構が入り混じり、不思議な感覚に陥る。これを私は読み難いと感じたが、「小説で起こる出来事は、小説の中におい...
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派手に広げた大風呂敷。最期にはきちんと畳まれる事を、期待するのではないでしょうか。あまりの大きさに畳みきれないのではと、不安に思うかもしれません。そんな期待や不安の遙か斜め上を、カッ飛ばしてくれるのが清涼院流水なのです。終盤になってから更に大きな風呂敷を広げ始め、元の風呂敷...
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わたしの中の現代文学史は“村上龍以前”と“村上龍以後”に分かれ、中上健次は龍以前の最後の作家という位置に在る。龍以前には父権が生き、大きな家族が在り、地域の共同体が在った。この大いなるしがらみの拒絶または受容が文学の主題の一つであり、本作でもやはり血縁や路地の濃密なしがらみが描...
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芥川賞受賞会見での「もらっといてやる」で一躍有名に。流行物には飛びつかない主義だけど、「読んどいてやる」って感じで手にとってみた。結果、都知事閣下の評が的確だったという印象。あと、輝くんの評も的を射てた。陰鬱な物語も嫌いじゃないし、描写が巧い。でも、主人公や父の暴力性の根が見え...
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鴨川ホルモーのスピンオフ。今回はどうやら「恋」がテーマのようで、本編のようなおバカ加減は控えめ。六編のエピソードが、ホルモーの世界をより厚く、より深く描き出してます。同志社の黄竜陣の復活に関するエピソードは、伏線の張り方に唸りました。復活条件の一つは「鴨川(小)ホルモー」と...
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三編収録の短篇集。表題作『熊の場所』にある「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない」という言葉は、村上龍『愛と幻想のファシズム』のエピソードが元になっていると思われる。これを父の言葉として語ったということは、村上作品を父と位置づける暗喩なのではないかと妄...
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文書の美しさを楽しむ人に、良いのではないだろうか。物語に込められた意味を考察する人に、良いのではないだろうか。中途半端な私は、戸惑ってしまった……嫌いじゃないけど。幾重にも重ね合わせたレイヤーを、串刺しにしたような物語。人の掘り下げではなく、物語の構造や美しさで読ませる小説とで...
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生まれて初めて、猫カフェなる場所へ行ってまいりました。 ほらだって、家で猫飼ってるしさ。猫カフェに行く理由がなかったのですよ。でも、単身赴任の身となった今では愛猫とも別れ、猫成分が足りていない……そんな訳なのですよ。