2012年6月26日火曜日

【二五五文字書評】カーニバル一輪の花 (講談社文庫)/清涼院流水


カーニバル全五巻、原稿用紙にして五千四百枚にわたる大作の序章。全体でどれ位の分量か、もはや想像が及びません。写真で見ると迫力ですが。 http://instagr.am/p/L6_TG9Ix3K/ 事件の始動までを描くだけで、単行本一冊を消費。事前に主要キャラを描く事で、事件後の悲惨さを際立たせようとする意図だろうが少々くどい。丁寧すぎるのではなく、繰り返しが多い。本筋以外でも、一文の長さを揃えている箇所があったり趣向が凝らされているが、何の意図があるのかまでは解らなかった。次巻への期待は掻き立てられた。

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