2012年8月22日水曜日

【二五五文字書評】彩紋家事件 (2) 白と夜 (講談社文庫)/清涼院流水


視点を変えてはいるが、三度も奇術公演を描写する必要があったのかと、小一時間ほど問い詰めたい(笑) せめて伏線になっていることを願います。描写が巧くないというか、説明っぽいから読んでいて辛いのか。御大はきっと「R(ラー)言語の文showで書かれた大説だから、これでいいの」なんて言うのだろう。でもわたしには「日本語の文章で書かれた小説」にしか見えないから、やはり説明は読んでいて辛い。次が最終巻。どんなオチをつけるのか、期待しては駄目だと知りつつも期待。二ヶ月にわたり読み続けたJDCシリーズも、ついに読了です。

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