2012年6月1日金曜日

【二五五文字書評】イキルキス/舞城王太郎


「イキルキス」は中学時代のタケシタケシ萌えぇ~なんだけど単なる脇役にしかすぎず、同級生が死んでいく謎を解き明かすのかと思いきや活躍の気配すら無くて、その裏で主人公が同級生の女の子とイチャコラしちゃうという何とも羨ま……ゲフン、えっと青春大作です? 収録作の中で「パッキャラ魔導」が一番好きで、いつもの虚構が過ぎる舞城は予想の斜め上をブッ飛んでて「いいぞ、もっとやれ」って感じで楽しいけど、家族愛を正面から書いた作品も適度に虚構をまぶしてあってなかなか読ませるからこっちも「いいぞ、もっとやれ」って感じで楽しい。

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