2012年5月27日日曜日

【二五五文字書評】群像 2012年 03月号(短篇五芒星/舞城王太郎)


舞城王太郎の「短篇五芒星」目当て。五編の中では「あうだうだう」と「アユの嫁」が好きかな。舞城の異郷訪問譚や土着神など民俗学的なモチーフは、意外と好感をもって読める。つまり「山ん中の~」も好きです。舞城の宗教観や食に対する認識も、けっこうスッと入ってくるかも。「四点リレー」は、「ディスコ~」に出てきた本郷タケシタケシや、エンジェルバニーズのお話なのね。思いがけず再開できて嬉しいです。「美しい馬の地」というタイトルには、してやられた。こういう事だったのか。ずっと馬が出てくるのを待ちながら、読み進めちゃったよ。


以下、蛇足。

そういや舞城の他にも、本谷有希子「13のアウトサイド短編集」読んだんだけど、なんか火浦功のSF読んでるみたいだった。スチャラカ、スチャラカ。スターライトシリーズ、好きだったな。ガルディーン、ちゃんと完結するのかな。永野護のFSSと同じくらい心配w

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