2014年1月14日火曜日

【二五五文字書評】モノレールねこ/加納朋子


温かな余韻が残る、ちょっと良い話が八篇。『バルタン最後の日』もいいけど、俺的には『シンデレラのお城』のような、変な人が織りなす話が好きかな。まぁ、すべての作品において、ちょっと変というか、個性的な主人公が登場するんだけど。最近は涙腺が緩んでるけど、感動して泣ける話はなかった。俺的には、考えさせられる話が多かった。特に『ポトスの樹』に登場する父親には、いろいろと考えさせられた。子の立場としても、親の立場としても。無償の愛は、ずっと解けない謎のような物なので。俺もいつかは、素敵なクソジジイになりたいものです。

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