人気のエントリ
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舞城王太郎ファンってのは、わたしが思っている以上に多いようでして…… そんな舞城が「九十九十九」なんていうJDCトリビュート作品を書いているものですから、「どれ、元ネタのJDCシリーズとやら、一度読んでみるかな」などと思う人が出てくるのも無理からぬ事。かく言うわたし...
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表紙通りの内容を期待すると痛い目を見ると構えて読んだが、意外にも見た目どおりの小説だった。「愛は祈りだ。僕は祈る。」阿修羅ガール同様、書き出しの一文で既にやられてた。柿緒の話が主で、他は作中作かな。とすれば、書く事もまた祈りであり、愛なんだろうね。「世界の中心で、愛をさけぶ...
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もう20年前の作品になるのですね。一九九〇年台の遣る瀬ない空気感を、巧く写し取った傑作だと思う。十八人の主人公が順にすれ違い、主体が移り、物語が繋がっていく。実験的な手法だが、総体的な目標を失い個に分断された社会を、巧く描きだしている。さて、自分を自分足らしめているものは他...
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舞城王太郎 のルーツを辿って、 清涼院流水 を読み始めたのは失敗だったのか何だったのか。やっとの思いで、御大 (清涼院流水)、の『 JDCシリーズ 』を、読破しました。 原稿用紙にして一万枚。文庫にして六千二百五十頁。通常なら二十五冊分の分量を、十二冊に詰め込んでいる...
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「好き好き~」に続く、芥川賞候補作。賞を意識してかどうか知らないが、舞城作品にしては珍しく毒が少ない。いつものテーマをお行儀よく書いたら、こうなりましたって感じ? グロテスクな装飾がない分、ストレートに響く。直球すぎて恥ずかしい位。テーマや主義主張は行間に滲ますのが良いらし...
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やっと手に入れました。舞城王太郎の新刊「 淵の王 」。 紆余曲折の末、やっと手に入れたのですよ。
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よくもこの分量を破綻せずに最後まで描ききったものだと、感心することしきり。章によって北朝鮮、日本政府、イシハラグループなど視点を変えて語られるが、振り返ってみれば全ては結末の必然性を高めるため、絶妙な位置に配置されていたように感じる。シミュレート系の村上作品では、「問題意識を持...
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読書から遠ざかっていて久しぶりに手にとった作品なのだけど、読み終わるまで三週間を要してしまった。そう、いつもリハビリ本の選択で失敗する。前回は、中上健次の「岬」だったっけ……。息苦しいまでの、生への渇望。登場人物すべてがクレイジーで擦り切れていて、エッジへ追い詰められてなお...
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かつての高級リゾートホテルへの旅を通じて、記憶の中の冥土をめぐる物語。過去の栄華に執着しする、俗人としての母と兄。そして対極に位置づけられた、聖なる愚者としての夫。解りやすい二極化で描き出すのは、受け入れる事で理不尽に順応する主人公と、受容する価値への気付き。しかし物語の...
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独白と書簡。究極の一人称とも言うべき様式が、独特の怪しさを醸し出します。「死後の恋」と「一足おさきに」が好きかも。昭和初期ってのも、また独特の怪しさがありますよね。【以下、ネタバレあり】瓶詰めの地獄は、書かれた順序が3→2→1で、最後の手紙は妹が書いたんじゃないかと思う。3...