2012年2月23日木曜日

【二五五文字書評】阿修羅ガール (新潮文庫)/舞城王太郎


途中からのメタ展開に、おクチあんぐりだ(笑) 「二部はやっぱりアニメっぽい」と思い書評をチェックすると、三途の川の部分と「うる星やつら/ビューティフル・ドリーマー」との相似を指摘する書評を見つけた。他評にも山羊のチーズ=ハイジ、森の怪物=デビルマン(ジンメンかな?)との指摘が。ラストの永観寺の場面は、推理物の謎解きにあたる印象。サブカル的要素を詰め込んでる辺りも、舞城作品の特徴だったりするよね。シャスティンの存在は、イビサ(村上龍)のジョエルを彷彿とさせる。舞城氏と村上氏、わたしの中ではけっこう似てます。

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