意外と寡作な舞城ですが、それでも以前オススメ記事を書いた頃からみれば新刊も増えてるし、文庫化された作品も増えました。今一度、オススメを選びなおしてみましょうか……って感じのエントリー。
ところで直接関係ないんだけど、今日ブックオフ行ったら「イキルキス」の文庫が出てたのでついつい買てみたわけだが、アマゾンの購入履歴見たら過去に注文してたわ。そういや読んだような気がする(苦笑) 本棚にないってことは、誰かに貸したままか……。まぁ、結果オーライって事で(汗)
おさらい
以前、舞城入門にオススメした四冊は、下記の記事です。>>舞城王太郎に挑戦しようと思った人に、オススメしたい四冊
そして、舞城入門としてもオススメの、成雄サーガは、下記の記事です。
>>舞城王太郎『獣の木』文庫版発売! このシリーズは、舞城初心者にもオススメです
新・舞城初挑戦にオススメの四作品
最近、文学誌ばかりに書いてるので、どうしてもそっち寄りのラインナップになってしまいます。トム・ジョーンズの翻訳そんな事はさておき、オススメの四冊を。
さて、お気づきになりましたでしょうか。今回オススメする四作品、すべて芥川賞候補になった作品ばかりです。どこから入るのが良いのかとアレコレ考えてみたのですが、ノミネートされた四作品って、意外と入りやすいのではないかと気がついた次第。
え? 手抜き!? まさかぁー。違いますってー!(苦笑)
「キミトピア」は短篇集で、収録作の「美味しいシャワーヘッド」がノミネートされました。「短編五芒星」も短篇集ですが、これは一冊まるごとノミネートされて物議をかもしました。
この中で一冊だけ選べと言われると……そうですねぇ……「キミトピア」でしょうか。個人的には収録作の「真夜中のブラブラ蜂」に、シンパシー感じます。
どの作品も手垢がついたありがちなテーマを扱っておきながら、虚構をまぶして新鮮に読ませるあたり、やっぱり舞城すごいなぁ……なんて思ってしまう訳です。
次点は、「好き好き大好き超愛してる。」ですかねぇ。「ニオモ」のパートが好きです。舞城ってセカイ系テイストの話、よく書きますよね。厨二病心がくすぐられます(苦笑)
他人に舞城をオススメしたら、全くの拒絶かドハマりか、反応は極端なケース多いような気がします。まぁ、拒絶パターンの方が多い印象ですが。
さて、あなたはどちらでしょうか……。