多摩湖へ向けて多摩湖自転車道を走っていると、花小金井駅と小平駅の中間くらいに、レトロな郵便局を発見。何かと思って立ち寄ってみると、「小平ふるさと村」なる施設でした。
郵便局だけかと思いきや、江戸後期の民家や水車小屋、江戸初期の開拓当時の民家の再現などもあり、カメラ片手に長居してしまいました(汗)
レトロなのは建物だけではなく、ポストまで懐かしの丸ポスト。
小平市は、「丸ポストのまち、こだいら」なのだそうです。市内には、三十を超える丸ポストが設置されているのだとか。
もちろん郵便局の中も、レトロ感満載です。
内側から見ると、こんな感じです。引き戸がいいですね。
奥に進むと、鯉のぼりの泳ぐ庭がありました。
庭では子どもたちが、竹馬やコマ回しに興じておりました。
俺からすれば懐かしい昔のおもちゃですが、今の子供達にとっては逆に「新しい」って感覚なのでしょうか。
ベーゴマやりたくてウズウズしてましたが、大きいお友達は我慢です(苦笑)
江戸後期の民家が、移築してあります。わらじが干してあるとか、細かい所まで、凝ってますよね……。
もちろん、中に入ってくつろぐこともできます。
俺の故郷(けっこうな田舎)では、子供の頃にこんなかんじの家が、まだ生き残っていたような記憶があるのですが……。
子供の頃、俺の実家にもカマドありましたよ。さすがに使ってはいませんでしたが……。
民家の裏には、水車小屋がありました。
水車を回しているだけかと思ったら、ちゃんと杵や石臼も使える状態に再現されていました。
まぁ、軸が回ってるだけで、駆動させてはありませんでしたが。小さなお子さんが入ったりしたら、危ないですものね。
畑もあり、カカシが見張りをしてました。
更に奥に進むと、開拓当時の復元住居が。
屋根は藁葺きですよね……きっと。いや、もしかすると葦かも? そしてもちろん、中にも入れます。
ほぼ土間です。手前側が寝所でしょうか。
他にもいろいろと、移築されている建物があるのですが、このへんで……。
開拓当時の住居はさておき、江戸後期の民家やその庭で子どもたちが遊んでいる風景など、ほんと懐かしく郷愁をかきたてられ、ついつい長居してしまいました。
写真では伝わりにくいのですが、室内の薄暗さと外の明るさのコントラストとかね……障子を透かして入ってくる明かりとか、土間のちょっとじめっとした空気感とか……ながらく離れていた感覚だったのですがねぇ。
日本の、しかも田舎の家屋って、いいですよね。今風に言うと、古民家って感じですか?
住んでみたいとは思うのですが、いま住むときっと、不便に感じることが多いのでしょうね。
>>小平ふるさと村